アンケート謝礼

アンケート回答の謝礼相場について~喜ばれる謝礼も紹介~

公開日: 2023年12月20日

アンケート施策に「謝礼」は必須!

消費者からの生きた声を聞くことができるアンケート施策。

より多くの声を集めるためには、アンケートに「ぜひ参加したい!」と思っていただく工夫が必要なことを、「アンケートの回答率を上げるコツ~設問について~」で解説しました。

いくつかコツがある中で、「謝礼」も効果的な工夫のひとつですが、謝礼を設けると「回答率が上がる」だけではありません。

協力することへの対価があることで「忠実に回答していただける可能性が高まり」、これによって質の高い回答が多く集まりやすくなるので「信頼度の高いデータ」になります。

ぜひ、アンケート施策に謝礼を設け、次の施策のヒントとなる有効なデータを集めましょう。

謝礼の種類・おすすめ謝礼3選

1.「金銭的謝礼」と「非金銭的謝礼」

謝礼には、大きく分けて「金銭的謝礼」と「非金銭的謝礼」の2つがあります。

「金銭的謝礼」とは、現金、紙の商品券、デジタルギフト、クーポン、ポイントを指します。

特に現金、紙の商品券、デジタルギフトは、回答者の属性にかかわらず受け取った側で好きな商品を購入する際に利用できるなど、使い道の幅が広いという特徴があります。

多くの企業で金銭的謝礼を採用しているケースが多いため、独自性のある施策を展開するには工夫が必要です。

「非金銭的謝礼」とは、自社商品、記念品、限定品、優待券、参加券を指します。

企業側の想いを伝えたいときや、オリジナリティ・話題性を狙う際に有効な謝礼です。

回答率のアップをめざすには、回答者のニーズや嗜好に合う品選びが必須です。

2.もらって嬉しい!おすすめの謝礼3選

■現金・紙の商品券

老若男女問わず誰もが使いやすく、さらに百貨店や量販店、コンビニエンスストアなど使用できる店舗が多い点も喜ばれる理由です。

しかし、管理や発送に手間や費用がかかるところが難点です。また、受け取る側が引っ越しをしたなど、何かしらの理由で回答者の手元に届かないといったトラブルが起きることを想定しておく必要があります。

■自社商品

「この企業からしかもらえない謝礼」として大きく独自性を打ち出すことができます。また、「以前から興味があった」「購入前に一度試してみたかった」と考える消費者から非常に喜ばれます。

自社商品を謝礼に採用するとき、気をつけるべき点は回答者の属性に合った品選びをすることです。

こちらも発送などに手間がかかるほか、不良品が届いた、配送中の事故で破損したという不測の事態が発生する場合があるので、万が一、謝礼品に不良や破損があった際のルール(交換の可否、交換対象の状態など)を事前に設定しておきましょう。

■デジタルギフト

近年、アンケート施策の謝礼として採用する企業が増えています。

デジタルギフトは、実店舗だけでなくインターネットショップで使用できるものもあります

デジタルギフトを受け取れるのはスマートフォンなどの端末を所持している方に限りますが、2023年のスマートフォン所持比率は、携帯電話所有者の96.3%のため、幅広い年齢層に喜ばれる謝礼です。

  • 2023年のスマートフォン所持比率は、携帯電話所有者の96.3%
引用:NTTドコモ・モバイル研究所

「あっとギフト」では、さまざまなデジタルギフトをご用意しています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

アンケート施策の種類別「謝礼の相場」

1.謝礼額を決めるポイント

アンケート回答へご協力いただくということは、「回答者の時間をいただく」ことなので、回答にどれだけの時間が費やされるのかが金額を決めるポイントとなります。

例えば、回答に10分ほどかかるWebアンケートの場合は、一般的に50~150円が相場となります。

ほかにも、回答者の年齢や職業などの属性もポイントになります。

回答者の母集団が富裕層の場合、謝礼額は高めに設定する必要があります。

また、「購入者や来場者を対象とするアンケート」や、謝礼を送る相手を「抽選で決める」場合には、景品表示法(以下、景表法)により設定できる金額が定まっています。

これについては次項「アンケート謝礼を送る際の注意点」で説明します。

2.アンケート種類別の相場

どのようなアンケートを行うかによっても相場が異なります。

回答などにかかる所要時間も考慮して金額を決めましょう。

※記載金額は、回答者を限定せず、全員に謝礼を付与するアンケート施策の場合です

Webアンケート

スマートフォンなどを使ってインターネット上で回答してもらう。

回答のしやすさ:★★★★★

相場:1~500円

電話アンケート

回答者へ電話をかけ、質問に答えてもらう。

回答のしやすさ:★★★★☆

相場:300~1500円

郵送アンケート

アンケート用紙を回答者へ送付し、回答を記入後、返送してもらう。

回答のしやすさ:★★★☆☆

相場:300~1500円

試用アンケート

商品のサンプルを送り、一定期間、使用した後、感想などを書いてもらう。

回答のしやすさ:★★☆☆☆

相場:500~5000円

会場アンケート

指定した場所に集まってもらい、回答してもらう。

回答のしやすさ:★☆☆☆☆

相場:500~5000円(※移動を含む拘束時間や交通費にもよる)

アンケート謝礼を送る際の注意点~景表法についても~

回答できる条件(商品購入、店舗来店など)がなく、誰でも自由にアンケートに回答でき、なおかつ回答者全員に謝礼を付与する場合は、景表法の適用を受けません。

しかし、「商品の購入者や店舗への来場者に限定したアンケート施策」「アンケート回答者から抽選で選ばれた方へ謝礼を付与する」場合は、景表法が適用されるので注意が必要です。

適用外でも注意すべき点や限度額について「販促でデジタルギフトを使用するときの注意点~景品表示法について」で詳しく解説していますので、必ずご一読ください。

アンケート回答者への謝礼には「デジタルギフト」!

アンケート施策で付与する謝礼額を設定するには、属性や景表法など、さまざまな配慮や注意が必要です。

さらには、施策にあてた予算からより多くを謝礼に配分するためにも、管理や発送などにかかるコストも軽くしたいものです。

そこでおすすめなのが「デジタルギフト」です。

デジタルギフトには以下のようなメリットがあります。

  • 1円から対応できるので予算や景表法により少額で設定する場合でも便利
  • Amazon ギフトカード、QUOカードPay、PayPayなど、バリエーションが豊富なので回答者の属性に合った謝礼を選べる
  • 謝礼をデジタルギフトにすれば、付与する際は回答者のメールアドレスにURLを送信するだけなので、送付の手間やコストがかからない
  • 対面でのアンケートでもQRコードを提示するだけで謝礼を付与できるので、現金や商品を持ち歩くリスクがなく、管理者の確認作業が削減され、アンケートスタッフの心的負担が軽減できる

謝礼を送る企業にとっても、受け取る回答者にとっても、嬉しい。

それがデジタルギフトです。

「あっとギフト」では、謝礼に相応しいデジタルギフトのご提案はもちろん、アンケート施策の企画立案から質問づくりのサポート、専用回答フォームの開発、事務局の開設・運営代行、報告書の作成まで、トータルでお任せいただけます。

当社でWebアンケートのサポートをさせていただくときの基本的な手順などを「効果抜群!デジタルギフトを使ったアンケートの実施方法とは」にて解説していますので、ぜひご確認ください。

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