基本情報

クローズドキャンペーンとは?オープンキャンペーンとの違いや景品の上限について

公開日: 2024年03月11日

商品の認知度アップやブランド価値向上を図るうえで、懸賞は重要な役割を担います

懸賞には「クローズドキャンペーン」と「オープンキャンペーン」の二種類があり、それぞれ目的やルールが異なります。

今回の記事ではクローズドキャンペーンとオープンキャンペーンの違いを解説しつつ、クローズドキャンペーンを行ううえでの注意点などをご紹介します。

クローズドキャンペーンとは?オープンキャンペーンとの違いを解説

クローズドキャンペーンとオープンキャンペーンについて解説します。

クローズドキャンペーンとは?

クローズドキャンペーンは「商品やサービスの購入」や「有料サービスの加入」が応募条件に含まれるキャンペーンです。

例えば、

  • 対象商品の購入したレシートで応募可能
  • 商品のシールやバーコードを集めて応募可能
  • 一定の金額以上の購入で応募可能

といったように、応募可能条件が限られます。

ターゲット層は主に既存の顧客です。購買意欲の促進やファンの育成、商品への興味関心を高める効果があります。

クローズドキャンペーンのメリットとは?

クローズドキャンペーンは顧客との関係構築に大きなメリットがあります。自社の商品のリピート購入の促進ができるため、購買単価の向上が期待できます。

売上が低下していた過去に人気商品の再注目を図れたり、ブランドへの関心度アップの効果が期待できます。来店を応募条件にすれば実店舗への来店促進にもなります。

参加者の間で情報交換も生まれやすくなり、ブランドの認知拡大、ブランド価値の向上にもつながります。

参加者のデータやフィードバックを収集しやすいため、今後の施策を考えるのに役立てたり、ターゲットをより明確にできます。クローズドキャンペーンはマーケティングの向上に役立ちます

マストバイキャンペーンとクローズドキャンペーンの違いは?

クローズドキャンペーンの一種にマストバイキャンペーンがあります。マストバイキャンペーンは商品購入を必須条件としたキャンペーンのことで、商品の売上アップに直接つながるのがメリットです。

マストバイキャンペーンで購入した商品をSNS上で拡散してもらえば、認知度向上も期待でき、注目度もアップします。

魅力的な景品を用意することで、購入を検討していた潜在的な層に対して、購入を促すきっかけづくりにもなります。

オープンキャンペーンとは?

クローズドキャンペーンは応募条件が限定されているのに対し、オープンキャンペーンは誰でも応募可能なオープン型のキャンペーンのことを指します。応募に際して「金銭的な取引」が含まれないことが特徴です。

誰でも参加できる簡潔な参加条件を設定して、景品をプレゼントします。応募のハードルも低く、新規顧客の開拓が期待できます。

例えば、

  • クイズやアンケートに答えて応募
  • フォロー&リポストで応募
  • LINEの友だちで応募

というようなキャンペーンが該当します。

オープンキャンペーンのメリットとは?

オープンキャンペーンは、応募に金銭取引などの条件を設けていないため、気軽に参加できるのがメリットです。クローズドキャンペーンが既存顧客に対して効果を発揮するのに対し、オープンキャンペーンは新規顧客の獲得するチャンスです。

商品やサービスをまだ認知していないターゲット層から、まずは興味関心を持ってもらい、興味関心はあるけどまだ具体的な行動を起こしていない潜在的な顧客候補まで、幅広い層にアプローチすることができます。

期間限定商品や新商品のPRにはオープンキャンペーンが適しているでしょう。

オープンキャンペーンでは、景品の上限金額が設定されていないので、豪華な景品を用意しても大丈夫です。

一方で、クローズドキャンペーンの場合には注意が必要です。

クローズドキャンペーンの景品の上限や景表法について解説

クローズドキャンペーンを行う際に気をつけなければならないのが「景品表示法(景表法)」です。

景品には金額の上限があり、違反するとペナルティが与えられます

景品表示法とは?

景品表示法とは、不当な景品や表示を禁止する法律です。正式には「不当景品類及び不当表示防止法」といい、不当な顧客誘引を防止するために「景品類の制限及び禁止」と「不当表示の禁止」が法律で定められています。

消費者が過剰な景品類や誇大表現につられて正しい判断ができず、不利益を被らないための法律です。

景品表示法違反に注意

限度額を超える景品類の提供が行われた疑いがある場合、消費者庁の調査が行われます。調査の結果、違反行為が認められると、「措置命令」がくだされます。違反のおそれがある行為でも、違反のおそれがある行為が認められると「指導」といった措置が入ることになります。

消費者庁は消費者からの通報も受け付けており、景品表示法違反のおそれがある法人について、情報提供も受け付けています。消費者に通報され、そこからSNSで拡散されることもありえますので、注意が必要です

景品表示法について『販促でデジタルギフトを使用するときの注意点~景品表示法について』で詳しく解説しているのでこちらもご覧ください。

クローズドキャンペーンなら、「あっとギフト」がおすすめ!

クローズドキャンペーンの実施を考えているなら、応募サイトの作成から即時抽選まで一気通貫で行える「あっとギフト」がおすすめです。

レシートキャンペーンにも対応

「あっとギフト」はクローズドキャンペーンでよく利用される、レシートを使ったキャンペーンや、ユニークなシリアルコードを使ったキャンペーンを提供しています。

レシートキャンペーンとは?

レシートキャンペーンでは、レシートOCR(レシートから画像解析を行い、情報を素早くデータ化すること)を使ったレシートの読み取りに加えて、SMSやLINEなどで本人確認も実施することができます。不正な参加者は応募対象外にでき、安全にクローズドキャンペーンを行うことが可能です。

ユニークなシリアルコードをシールなどで商品に貼り付けたり、パッケージに印字して、ユニークなシリアルコードをもっている人や商品購入者のみに参加者を限定することで、クローズドキャンペーンを実現できます。

「あっとギフト」はこんなシーンにおすすめ

  • 特定商品購入のレシートの所持を参加条件として、デジタルギフトを配布したい。
  • 特定の決済手段で、一定金額以上の購入を参加条件としてデジタルギフトを配布したい。

在庫管理や発送の手間がかからないデジタルギフトなら、景品の配布にかかるコストも削減できるので、クローズドキャンペーンに最適です。

まとめ

商品の購入やサービスの利用を条件として参加できるクローズドキャンペーンは既存顧客のニーズを見直したり、売り上げが伸び悩んでいる商品に注目してもらうのに効果を発揮します。

クローズドキャンペーンは景品表示法に配慮が必要です。景品表示法で上限額が決まっているので、景品を選ぶ際には必ず注意しましょう。

また、クローズドキャンペーンで商品購入を必須とするような場合にはレシートやユニークなシリアルコードといった購入証明が必要になります。顧客が参加しやすいシステムの導入が必要です。

「あっとギフト」なら、独自のシステムで、レシートやユニークなシリアルコードを使用したクローズドキャンペーンにも対応可能です。ぜひ導入を検討してみてください。

最近の記事