SNSマーケティングとは?【後編】SNSマーケティングの始め方と成功のための5つのポイント

#基本情報

公開日: 2025年10月01日

前編の「SNSマーケティングとは?【前編】効果的な6つの手法と代表的なSNS別アプローチ」では、いまなぜSNSマーケティングに取り組むべきなのか、数ある手法やそのメリット、そして、LINE、X(旧Twitter)、Instagramなどのプラットフォーム別のアプローチのあり方などについてご紹介してきました。
後編では、具体的にどの様に取り組んでいくべきか、手順や成功させるためのコツ、注意点、そして2025年の傾向などをご紹介していきます。

SNSマーケティング施策を検討中のご担当者様へ

「SNSを活用したキャンペーンを始めたいが、何から手をつければいいかわからない」「すでに運用しているが、思うような成果が出ない」そんな課題を感じている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。



本記事では、SNSマーケティングの導入ステップから、成功のためのポイント、2025年の最新トレンド、そしてLINE・Instagram・X(旧Twitter)などのプラットフォーム別の成功事例までをわかりやすく解説しています。SNSは今や、消費者の情報収集・購買行動の中心に位置づけられており、企業のマーケティング活動においても欠かせない存在です。特に、双方向性のコミュニケーションや拡散力を活かした施策は、低コストで高い効果が期待できる点が魅力です。



こうしたSNS施策と相性が良いのが、B2B向けデジタルギフトサービス「あっとギフト」です。 「あっとギフト」では、顧客に対して、選べるギフトを柔軟に・スピーディに届けることが可能。金額設定や発行手数料の調整、納品形態の選択、キャンペーン連携など、企業の運用負荷を軽減しながら、受け取る側の満足度を高める設計がされています。 「何を届けるか」「どう喜ばれるか」にもっと時間を使える体制づくりのヒントに、ぜひご活用ください。

資料ダウンロード

SNSマーケティングを始めるには?9つのステップ

SNSマーケティングを成功させるには、戦略的な設計と運用が不可欠です。導入の進め方について、ステップ毎に説明していきます。

ステップ1 目標の設定

まず、「認知拡大」「集客」「会員獲得」「採用促進」など、SNSで達成したい目的を明確にします。目標が曖昧だと戦略や施策の立案や効果検証が難しくなってしまいます。

ステップ2 ターゲットの設定

SNS毎にユーザー層が異なるため、自社のターゲットに合った属性(年齢・性別・職業・関心事など)を明確にしておきましょう。

ステップ3 活用するSNSの選定

目的やターゲットに合わせて、LINE・X・Instagram・TikTok・YouTubeなどから適切なプラットフォームを選定します。幅広い世代向けにはLINE、女性向けにはInstagram、若い世代向けにはTikTokなど、主軸とするプラットフォームを定めておいた方がよいでしょう。

ステップ4 KPIの設計

フォロワー数、エンゲージメント率、URLクリック数、CV数などのKPIを定め、数値で効果を測れるようにします。業界ごとの参考値などをまとめたサイトも多く存在するので、それらを参考に設定するといいでしょう。

ステップ5 全体の方向性の明確化

ブランドイメージや伝えたい価値観を明確にし、発信内容のトーンやビジュアルの統一感を意識したガイドラインを定めておきましょう。

ステップ6 運用ルール・チーム体制の検討

投稿の頻度や配信日時、コメント対応方針、チェック方法、炎上対策などを含む運用ルールを策定します。一人で運用を完結する体制は極力避け、必要に応じて外部リソースも活用し役割を分担、明確化します。

ステップ7 投稿内容の検討・計画

ユーザーにとって有益かつ魅力的な投稿内容を企画します。季節イベントや販促キャンペーンと連動させた投稿カレンダーを作成すると効果的です。

ステップ8 実行

事前に計画した内容に基づき、投稿やキャンペーンの運用をスタートします。SNSマーケティングは継続的に運用することが大切です。画像や動画の質にもこだわり配信しつつ、コメントなどのユーザーからのリアクションにも対応しましょう。

ステップ9 分析と改善

SNS分析ツールや各プラットフォームのインサイト機能を活用し、投稿ごとの反応を測定します。日次、週次、月次など、振り返りを行う周期を決め、KPIに対する達成度をチェックし、改善点を次の施策に反映します。

SNSマーケティングを成功させるための5つのポイント

SNSマーケティングは、戦略を練ったうえで実行と改善を地道に繰り返すことが成功への鍵です。以下の5つのポイントを意識することで、成果につながりやすくなります。

明確なターゲット設定(ペルソナ)

すべての施策の起点は「誰に届けたいか」です。年齢、性別、関心事、行動パターンなどを踏まえたペルソナを具体的に設計することで、投稿内容や使用するSNS、キャンペーン内容に一貫性が生まれます。

SNSキャンペーンツールの導入

SNSキャンペーンは、フォロー&リポスト、UGC(ユーザー生成コンテンツ)募集、抽選機能などを備えた専用ツールやサポートサービスを導入することで、効率的かつスム-ズに運用できます。ツールを使うことで、キャンペーンの内容にバリエーションを持たせることができ、参加者情報の取得や不正対策も可能になります。

分析ツールの導入

SNSの運用データの収集・分析をすべて手作業で行うとなると時間がかかってしまいます。詳細なデータを収集し、素早く分析するために、ソーシャルリスニングツールなどの導入を検討してみましょう。運用担当者の作業負担を削減し、実行と改善のサイクルを早めることが成功への近道となります。

双方向コミュニケーション

ユーザーの関心を惹くような、有益な情報や共感を呼ぶ投稿を意識できていますか?SNSにおいては、双方向コミュニケーションが重要になるため、ユーザーがどんな内容を求めているかなど、最新の動向やトレンドを把握しておくことが大切です。また、コメントやリアクションへの返信、アンケートや質問機能なども活用することで、エンゲージメント向上につながります。

インセンティブ・景品の工夫

キャンペーンの拡散力を高めるために、参加者にメリットを提示することも重要です。近年は、LINEなどで手軽に配布できる「デジタルギフト」の導入企業が増えており、集客力を高める有力な手段となっています。

SNSマーケティングを実践する上での注意点

SNSマーケティングは拡散力の高さが魅力である一方、その拡散力ゆえに「炎上」などのリスクに注意と対策が必要です。以下に代表的な注意点をまとめます。

炎上リスクと投稿内容の管理

不適切な表現や差別的な発言、事実と異なる情報、社会情勢を無視した投稿は、炎上の原因となります。特に、時事ネタや流行を扱う際は慎重なチェックが必要です。投稿内容を事前にダブルチェックできる体制を整えておくといいでしょう。また、万が一炎上が発生した際の対応マニュアルもできれば用意しておきましょう。

アカウントのセキュリティ管理

SNSアカウントが乗っ取られた場合、企業イメージに被害をもたらす可能性があります。二段階認証の導入や、社内でのパスワード共有ルールの整備、投稿権限の限定など、基本的なセキュリティ対策を徹底しましょう。

著作権・肖像権への配慮

画像や動画、音楽などの使用素材は、必ず権利関係を確認してから使用しましょう。一般ユーザーが投稿したUGCを企業アカウントで活用する場合も、事前の許可を取るなどの配慮が必要です。

ステルスマーケティング(ステマ)の禁止

インフルエンサーやユーザーに対価を支払って商品やサービスを紹介してもらう場合、その旨を明示しないと景表法違反となる可能性があります。「#PR」「広告」などの表記をわかりやすく掲載することが必要です。投稿前に相手に広告の明記を依頼する、または事前に投稿内容を確認するなどして対策しましょう。
(参考)消費者庁

景品表示法(景表法)への対応

キャンペーンで「抽選」「全員プレゼント」を行う場合、景表法に基づいた上限や表示方法に注意が必要です。違反すると罰則対象になります。キャンペーンを実施する場合は、事前に景表法の内容を確認しておきましょう。
なお、以下の記事では、「デジタルギフト」を景品に使う場合の景品表示法の注意点が端的に整理されています。あわせてご確認ください。

販促でデジタルギフトを使用するときの注意点~景品表示法について

法人がキャンペーンやプロモーションを行なう際、参加者や応募者に景品などを配布するのは、販促や集客に有効な手段のひとつです。しかし、このとき気をつけなければいけないのは「景品表示法(景表法)」です。本記事では「景品表示法(景表法)」について詳しく解説しています。

SNSマーケティング2025年最新の傾向・トレンド

2025年のSNSマーケティングは、技術革新とユーザー行動の変化により、以下のような新たな動きが注目されています。

ショート動画とライブ配信のさらなる拡大

ショート動画のプラットフォームであるTikTokの人気は高く、Instagramの「リール」やYouTubeの「ショート」など、各プラットフォームで短い尺の動画コンテンツ(短尺動画)の投稿と再生が活気づいています。企業は、短時間でインパクトのあるコンテンツを制作し、ユーザーの関心を引くことが求められています。

AIを活用したパーソナライズドマーケティング

AI技術の進化により、SNSコンテンツをAIで生成することができるようになりました。また、AIによってユーザーの行動や嗜好を分析し、ユーザーひとりひとりに最適化されたコンテンツを表示するパーソナライズも可能になってきました。これら技術の発達により、SNS運用の効率化や、エンゲージメントなどの改善が期待されています。

マイクロインフルエンサーとの連携強化

フォロワー数が数千~数万人規模で、特定のコミュニティやニッチな分野で高い影響力を持つ人を「マイクロインフルエンサー」と呼びます。昨今のパーソナライズ化の流れもあり、自社の商品やサービスとの親和性が高いマイクロインフルエンサーと連携し、よりターゲットに響くマーケティング施策を重要視する傾向もあります。

SNSマーケティング成功事例(プラットフォーム別)

ぷにぷにくだものキャンペーン(X)

  • 主催
  • 株式会社 明治

  • 内容
  • 公式Xをフォロー。対象の投稿を「#ミーグーの日」を付けて引用リポストすると、抽選で毎日10名にオリジナルグッズをプレゼント。

  • 景品
  • オリジナルデザインのQUOカード

  • 備考
  • 「果汁グミ」が行ったXでのフォロー&引用リポストキャンペーン。原宿系動画クリエイター・しなこ氏を起用し、果汁グミのために特別にアレンジされた楽曲とダンスを披露したWEBCMと併せて展開することで、認知拡大とファン層による購買が見込めます。


    (参考)PR Times

#香川トラベラーハッシュタグキャンペーン(Instagram)

  • 主催
  • 香川県観光協会

  • 内容
  • 「うどん県」の公式Instagramアカウントをフォローし、「#香川トラベラー」「#私の瀬戸芸2025」のハッシュタグを付けて香川県の魅力を伝える写真を投稿すると、抽選で航空券などをプレゼント。

  • 景品
  • 往復ペア航空券や宿泊券、瀬戸内国際芸術祭の公式グッズなど

  • 備考
  • ユーザー目線での魅力的な写真がキャンペーンによって投稿、拡散されることで、地方創生や観光促進への貢献が見込めます。


    (参考)#香川トラベラーハッシュタグキャンペーン

SNSマーケティングには「あっとギフト」の活用がおすすめ

これまで述べてきたように、SNSがあらゆる世代に浸透し、情報収集やコミュニケーションの重要な手段となった今、特にBtoCのマーケティング活動においてSNSマーケティングは不可欠な存在になってきました。
ユーザーとの近さ、双方向コミュニケーション、そして拡散による伝播を低コストで誰でも実現可能であるのはマーケティング担当者にとってはとても魅力的であり、従来の企業マーケティングにはなかった革命的なこととも言えるでしょう。
まだSNSマーケティングに手を付けられてないご担当者はこれを機に始め方を、実施はしているもののなかなか成果の出ていないご担当者は良いやり方を探されているのではないでしょうか。

特に「SNSキャンペーン」をご検討の場合は、景品や実施ツールをどうすれば効果的で効率的で、そして低コストで手軽に実現できるか頭を悩ませているものと思います。また、「SNSキャンペーン」を実施しようと思ってもどのように実施していいかわからないなどの課題もあるでしょう。
例えば、LINEアカウントの友だちを増やしたいと思った場合、どのようなプロセスが必要かよくわからない、といったケースが考えられます。

  • LINEアカウントに友だち登録特典には何をインセンティブにすればいい?
  • SNSを活用した広告戦略の立案
  • 期間中にLINEアカウントに友だち登録された人をどのように抽出すればいい?
  • LINEアカウントに友だち登録された人にどのようにインセンティブを配布すればいい?
  • 友だち登録だけではなく、アンケートにも回答して欲しいがどうすればいい?

「あっとギフト」では、このような課題に応えられるような様々なソリューションを提供しています。

「あっとギフト」でできること

  • LINEアカウントの友だち登録キャンペーンに最適なインセンティブのご提案
  • 対象者の自動抽出とインセンティブ配布パッケージのご提案
  • LINEアカウントと連動したアンケートシステムのご提案

「あっとギフト」ではインセンティブとしての「デジタルギフト」のご提供だけではなく、SNS上で配布するための仕組みも含めてご提案しています。

特に、利用率が9割に及ぶ「LINE」向けのキャンペーンツールは「お友だち登録チェック機能」「ブロック防止に利用できるキャンペーン機能」などもご用意しているので、手軽にキャンペーン実務を行っていただけます。詳しくは、資料をダウンロードいただくか、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

🔍 タグからチェック!